2本目の時計を探し始めた話 — ロイヤルオリエント WE0021FS —

 最初の一本を買ってから、1〜2か月くらいだったと思う。

気がつけば、自分はもう次の時計を探していた。

理由は単純で、
最初の一本は「時計としての好み」で選んだわけではなかったからだ。

もちろん、プレザージュは良い時計だった。
機械式時計の面白さを知るきっかけにもなった。

ただそれとは別に、
「自分はどんな時計が好きなのか」
という興味が出てきた。

趣味というのはたぶんそういうものだと思う。
ひとつ手に入れると、次に見える景色が少し変わる。

とはいえ、熱はあってもお金はない。

だから調べる対象は自然と
過去モデルや中古で手に入る時計になっていった。


気になっていた時計たち

当時いくつか気になっていた時計があった。

ひとつはセイコーのアルピニスト。
同じセイコー製という安心感もあったし、
少しカジュアル寄りの雰囲気も面白そうに感じていた。

もうひとつ気になっていたのが
ムーンフェイズを搭載した時計だった。

機械式時計を調べていくうちに、
月の満ち欠けを表示するムーンフェイズという機構を知った。

実用性とは少し離れた機構ではあるが、
そういう機械式時計ならではの技術表現に惹かれていた。

ただ調べていくうちに、
複雑機構は増えれば増えるほど
オーバーホール費用も高くなるということを知った。

当時の自分には少し現実的ではない。

……ということで、
その考えは一度引っ込めることになった(笑)。


オリエントというメーカー

ムーンフェイズの時計を調べていく中で、
オリエントという国産時計メーカーを知った。

このメーカーの時計を見ていて感じたのは、
少し個性的なモデルが多いということだった。

ムーンフェイズだけでなく、

  • レトログラード

  • ワールドタイム

といった機構を搭載したモデルもある。

さらに、スケルトンやオープンハートなど
機械式時計の動きを見せるデザインも多い。

機械式時計らしさを
デザインとして表現しているメーカー、
という印象を受けた。

今思えば、
このあたりがオリエントを好きになった理由だったのかもしれない。


ロイヤルオリエント WE0021FS



最終的に選んだのが
ロイヤルオリエント WE0021FSだった。

この時計を選んだ理由はいくつかある。

まず目を引いたのは
パワーリザーブインジケーターだった。

初めての機械式時計を使い始めてから、
「ぜんまいがどれくらい残っているのか」が
見えるのは意外と便利だと感じていた。

プレザージュにも付いていた機能だったが、
この時計ではそれが
より洗練された形で配置されているように感じた。

さらに、全体のデザインは
奇をてらったところがなく、
落ち着いたクラシックな文字盤だった。

ロイヤルオリエントという名前から受ける印象の通り、
少し上質な雰囲気を感じさせる時計だった。


実際に手にして感じたこと

この時計は当時、
オリエントの高価格帯ラインで作られていたモデルだけあって、
全体的に作りはかなり丁寧だった。

特に印象に残っているのは
細かい部分の仕上げだ。

針の仕上げ

針は先端までシャープに作られていて、
繊細な印象があった。

量産品ではあるが、
きちんと仕事をしている感じが伝わってくる仕上げだった。

文字盤の加工

時計を調べていく中で、
文字盤には彫りを入れることで
華やかさを演出する加工があることを知った。

プレザージュの文字盤は
琺瑯という伝統技法によるもので、
つるっとした印象だった。

それに対してこの時計の文字盤は、
彫りによる装飾が施されていた。

その加工が、
見た目の華やかさと同時に
「良い物感」を感じさせてくれた。


少し気になった点

使っていく中で、
ひとつだけ気になったことがあった。

オフィスワークで使うには少し大きく感じたことだ。

この経験から、
以降の時計選びでは
サイズ感を意識するようになった。


オフィス用の「少し遊びのある時計」

総合的に見ると、
この時計は

オフィス寄りの中に少し遊びを入れた時計

として選んだ一本だった。

ただ、実はこの頃、
もうひとつ別の方向でも時計を探していた。

こちらはどちらかと言えば
プライベート寄りの時計だ。

仕事用としての時計とは少し違う、
もう少し趣味性の強い一本

そして結果として、
それまでとはかなり雰囲気の違う時計を選ぶことになる。

その話は、また次の記事で書こうと思う。

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